羊毛フェルトのぽってり柴犬、リバース針仕上げ

植毛ではなく、リバース針で毛のモサモサふわふわ感を出した柴犬です。

がっしりした柴犬が目標でしたが、ここまでポッチャリするとは。

リバース針で差し付けた色の層をつつくと、土台の羊毛が出てきたので、色羊毛の層の厚さを足しました。

色羊毛の層の厚さが足りなかったのです。  
(言い換えれば、土台が大きすぎました。)

すると必然的に土台のバランスが崩れ、ポッテリとした上に短足にもなりましたがなんだか可愛い。

特定のモデル犬はいないので、そのまま完成させました。

リバース針で毛を引き出す表面の色羊毛の層の厚さを考慮して、土台の大きさを控えすぎると、全体が貧相になったり、また延々と色羊毛を硬く刺し続けることになってしまいます。

リバース針でしっかり毛をふわふわさせる場合は、やはり表面の色羊毛の層には厚さは数ミリは要りますね。

ポッテリ短足も愛嬌があります。

目を細めてハアハアしています。

昔実家で飼っていた柴犬が、知り合いのお宅にもらわれて行ったことがありました。

数年後、うちに里帰りで連れてきてもらったときに、別の犬かと思うほど太り、狸のようになってしまっていたことがありました。ポッチャリどころではありません。

ま、いっか

きっと可愛がってもらって良いものばかり食べさせてもらっていたんでしょうね。

この柴犬を作りながらふとそんなことを思い出しました。

 

2021年 

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