昨年は教室ではずっとこの猫を作っていました。
yamanono羊毛フェルト教室の先生のキジトラ猫がお手本です。
自宅では制作を進めずにほぼ教室だけで作業しました。
初めてやってみる、平たいラクビーボールのような楕円の頭蓋骨から頭部を作るところからのスタート。
これは頭蓋骨や首の位置と構造の再確認となり、表面にははっきり出なくとも、これらを理解意識することでよりリアルな表現に繋がって行くのだと思います。
猫らしさとは何か?と考えたり、猫に対して持つ(誤った)思い込みを確認しつつ製作しました。
何の動物を作っても思いますが
猫は微妙なポイントが多くて難しいです。
時間はかかったので達成感があります。
深い色使いが素敵です。
yamano先生の猫のメイキングはyoutubeの動画で見られますが、ハッとするぐらい野生感を残した”猫”そのもので素晴らしいです。
この大きさで細いテレビの枠の上に危なげなく載るなんて、猫ならではです。
製作中、先生の猫と先生が参考にされた猫の画像類と、私の作る猫との間でいろんな情報が頭を横切りちらつき、私の猫は芯がブレてしまいました。
私のはまず黒目のサイズが大きくなってしまった時点で、先生の迫力ある猫とは別物の、可愛がられてぬくぬく育った飼い猫風へ方向が変わったようで、
途中でリセットをせずそのまま完成。
こういう子も好き、と言うことで。
2021年
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