前のめりのお座りポーズの羊毛フェルトのヨークシャーテリアを作りました

この羊毛フェルトのヨーキー、Tくんのサイズは、座位でお尻から頭頂までの長さが30センチ、高さは25センチぐらい。斜め前にのめった、お座りポーズです。

ヨーキーは最近いろんなカットが楽しめるようになっているのですね。

シルキーコートを伸ばしたクラシカルなロングのフルコートのスタイルも、ゴージャスで素敵ですが、
Tくんのようにさっぱりと輪郭に沿って毛をカットしたスタイルは、軽快な小型犬のツヤツヤの愛らしさが際立ちます。

↓は実物のTくんと私の羊毛フェルトのTくんです。

こちらも実物のTくん

参考にした若き日の画像のTくんのカットスタイルは、サマーカットというのでしょうか。
カットしたばかりの清々しさにあふれ、とてもキュートでした。

今回は全体のサイズが大きいため、ふわふわサラサラのイメージを表現するのに、毛がへたらならないように気をつけました。

モヘアとシルクの使用率が高い作品です。

それらは羊毛のように弾力や空気を含む遊び?がなく、ふんわりしないので、植毛の間隔をびっしり詰めています。


植毛に”羊毛”をあまり使用していないと言っても、ベースは羊毛を固めており、作業的にもやっぱり羊毛フェルト作品です。

お顔の毛は、いったん一般的なヨーキー顔に長めにふんわり植毛してから、緊張しながら短くカットしました。

犬の顔を作る時は、私は部分的に植毛とカットを進めず、全体に毛を生やしてからカットして行くほうが作りやすいですが、皆さんもそうでしょうか。

猫の場合は反対に部分的に進めます。

特にヨークシャテリアの顔の植毛はカット後を考慮しつつ、少量づつの根気の要る作業なので、カットには失敗したくない・・・緊張します。

Tくんは虹の橋を渡ったヨーキーくんです。
今頃は再びご家族に囲まれ、愛をたくさん受けていると想像しています。

ご家族に活き活きとしたTくんの表情や愛らしさが再現できていたと喜んでいただき、とても嬉しいです。

今年の作品アップもこのヨーキー君が最終。

諸事情で最近はじっくりと作品作りができませんが、羊毛フェルトは大好きですし、作業は大事な”整う”時間。

ゆっくりであっても、来年ももっと上手くなれるよう、作品に魂を込められるように精進します。

そうそう
”いったい何を急ぐことがあるの?” 、ですね。

2023年

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