羊毛フェルトで小さい宇宙飛行士を作りました。
空、空間、時間と溶け込むもの、と考えて宇宙飛行士になりました。
その年明けにアメリカ、ヒューストンのNASA ジョンソン宇宙センターを見学する計画があり、そこで自分の宇宙飛行士の写真を撮りたかったからです。
でも私の羊毛宇宙飛行士はNASAの飛行士ではなく、日本のJAXAジャクサの宇宙飛行士・・・
・・・いや、JAXAの宇宙服を知りませんので、適当な事は言えません。ウソです。
とにかく日本の飛行士です。
ほら。
顔面を覆う部分が、黒ではなく黒に近い紺色というところが宇宙っぽい(つもり)です。
中国で作りそのまま中国の西安 敦煌への旅行に持って行きました。
NASAでより先に、古代中国の兵馬俑の軍人たちとの撮影になりました。
宇宙飛行士と兵馬俑。
古代と宇宙との遭遇。
私の代わりに宇宙飛行士を飛ばし、歴史を身体で感じてもらいました。
(兵馬俑を作らせた)始皇帝は死後も権力で国の支配を望んだけれど、未来に人が空を飛び、宇宙で生活する時が来るとは想像さえしなかったはず。
栄枯盛衰世の習い。
私も歴史の中のほんの一瞬にいるだけ。
そう思うとワクワクもするし、切なくもなります。
2019年
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