私の中ではヨークシャーテリアは透明感があり、すごく華奢、
お家の中で大事に大事にされているお嬢様、おぼっちゃま犬のイメージです。
特におでこのふんわり毛と首筋のヒョロっとしたところがたまりません。
毛のお手入れは大変そうだけれど、お人形さんのような犬ですね。
制作はもしサラサラの毛がなかったら、どれほどスリムでどんな身体つきをしているの?と考えるところからのスタートです。
毛がない状態のベースのボリュームがピンと来ませんが、
この子は私の想像以上に身体は細いようで、そこを意識してベースを作りました。
ヨークシャテリアの毛というと、ツヤツヤでしなやか、またカールがかっているので、羊毛の質感では表現しにくい犬種です。
ツヤがある獣毛のモヘア、アルパカやシルク繊維等は手に入る色数が限られ、羊毛同志のようには絡みません。
植毛が大変そう、植毛してもスルスルと抜けてしまいそうだと思っていましたが、抜けにくいコツを発見。いつか書くつもりです。
言い換えれば長毛に覆われているからテクスチャーにピッタリの繊維があれば、ざっくりしたベースであっても可愛く作ることができそうですね。
私も手持ちの材料をいろいろ工夫して、つやつやの透明感あるヨークシャテリアに挑戦。
ほんの少しの毛束ずつ植毛した後は、また1束ずつ、カットしすぎないように気をつけてカット。
この子はサイズが小さいですが(それでもなかなか進みませんでした)、大きなサイズになればツヤ毛の全身植毛は時間がかかりそうです。
2022年
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