羊毛フェルト製作に必要な基本的な道具の情報はネット上にたくさんあります。
ここではその他、あれば便利かもと思ったものをいくつかご紹介します。
大きい強力な磁力のマグネット
作品制作中、折れて飛んだニードルが行方不明になることがたまにあります。
以前は毛並みの長いラグマットの上で作業していたので、見失うと探すのに大変でした…
発見しないと危険ですからね。
それでこんなマグネットを購入。
10センチぐらいの強力マグネットを怪しい場所に沿わせるように動かすと、磁力により折れた針が飛びついて来るので、すぐ発見できます。
カシャ、と磁石にニードルが引っ付く小さい音が聞こえるとホッとしますよ。
あると安心です。
机とフェルトマットの間に敷く、大きめフェルトの布
喘息があるので、細かい繊維を吸い込まないように、特にワタワタでベースを作ったりカーダーで毛を混ぜる作業、毛のカットの時は気をつけています。
マスクをしたうえで、白っぽい作品の時は濃い色の、濃い色の作品の時は白っぽい大きいフェルト布を、作業する机とフェルトマットの間に敷きます。
そして羊毛などの繊維がそのフェルト布に吸い付くように、その上で作業しています。その廉価フェルト布は汚れたら処分します。
羊毛が机や床に落ちて散らばるのをある程度防ぐことができて、反対色で作業の手元が見えやすくなります。
敷くのは普通の布でもいいかもしれませんが、やはり羊毛とフェルトは相性的により絡まりやすいようです。
指に塗る滑り止め
プリントやお札を数えるときに指に塗って使う滑り止め。事務用品です。
たまたま自宅にあるものを使ったら良い感じだったので使っています。
顔まわり等の細かい植毛をする時に、ごく少量づつの毛束を植えますね。
指に滑り止めをちょっと塗って、羊毛の毛束をV字に二折りして根元をコヨリを捻るように回すと、粘度により羊毛が軽く束状になり、刺しやすくなります。
人毛用のヘアワックスやムース、スティック糊等は、ベタつきが強く、他への干渉があるためにこの用途には向いていません!
アイラインや鼻下などの細いラインを羊毛で刺すときも同様、これで軽くまとめて毛束にしてから刺すとばらけずにやりやすくなります。
私が使う指の滑り止めは、湿り気のごとく毛は軽くまとまるけれど、ベタつきや糊残りが全くないのでこのように使えます。
(他の滑り止めについては使用したことがないので分かりません。)
②へ続きます。
コメント